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開幕2連戦

開幕2連戦を終えて、1敗1分のスタートであった。
先ずは、地元開幕戦。雨天、低い気温の中、ご来場いただき最後までご声援下さったファンの皆様に御礼を申し上げます。
本当に熱い応援をありがとうございました。

さて、肝心の試合については、収穫と課題の両方があり、監督がインタビューで言っていたように「悲観する内容ではない」のが本音だと思う。
先ず、収穫は勿論投手陣と新戦力と守備。
先発した元気と百合は、共に7回1失点で先発の役割を充分果たしてくれた。
「納得してない」と元気は言っていたが、結果を残しても満足しない向上心に感心しました。
百合は悪いなりに投げた。福井さんのミスに助けられた面も多々あったが、悪いなりに投げられるあたりに昨シーズン10勝を挙げた余裕があったのだと思う。
武蔵も昨シーズンの余裕からか、無死満塁にも動じず無失点。
菊地も淡々と投げて、淡々と抑えた。日程によっては先発のチャンスが与えられそうな好印象を残した。
メサは150キロに、144キロの動く2シームに、125キロのスライダー。
コントロールに課題を残すが、まとまってきたら引き抜かれるかもしれない・・・。そんな素材。
とにかく140〜146キロの2シームはちょっと打てないだろう。
最後に杉山。監督からは「年甲斐もなく力んで」と笑顔でいじられているが、流石の貫禄を見せてくれている。初戦にサヨナラ負けを喫してはいるが、1回2/3を被安打1。実際は打たれていない。どうしても”元阪神の18番”で見てしまうので、被安打0が当たり前だと思ってしまうが充分な結果を残している。本人は「全然ダメ」と言っており、ニコニコした中にも負けず嫌いとプライドが見えて頼もしい。

守備面は、2試合で1失策。内野は失策ゼロ。
22日の試合はじっくり観る事ができないので不明だが、21日の試合は記録に残らないエラーも内野はゼロだった。内野守備に関しては安心感がある。高橋、青木も安定感があり、特に松井の守備は特筆もの。素晴らしい。
21日は駒井がハンブルしてエラーが付いているが、11回裏で慎重に慎重を重ねた結果のハンブルだったので責められない。

課題は打撃面だろう。
開幕序盤は投高打低の傾向は当たり前。これから本当の生きた球に慣れるに従って打者の調子は上がってくる。
さて、記録上はどうだったのか。
21日が6安打、22日が8安打。悪くない。
打線は色々と組み合わせを試しているので、これから固まっていくのではないか。
特筆すべきは高橋だろうか。しつこい、粘っこい、パチンと打てる。相手にとって嫌なバッターだろう。
生島も9打数3安打。杉本はちょっと力みが目立つが1本出れば続きそうな雰囲気がある。
日野も代打で2打数2安打。代打の切り札としても、大陽を脅かす存在としても期待できる。

采配もエンドランあり、100%変化球での単独スチールあり。
多彩なサインで「何か仕掛けてくる」采配。
※島袋の単独スチールについては、サインだったのか個人判断だったのかは不明。
そして、2試合とも野手全員をつぎ込んでの総力戦。
日程が厳しいGWからは、隆史、坂間も活躍してもらわないと困る。
今シーズンは監督曰く「こんな戦いが続く」そうなので、こちらも相応の準備をいなければならない。

兎にも角にも、開幕2連戦を大きな問題も無く終えられた事。
手応えのある戦い方が出来ている事に安堵し、厳しい戦いが待ち受けている事に何故か心が弾んでいる事を嬉しく感じている。
反面、開幕戦713人については重大に受け止めなければならない。
フロントとして何が出来るのか。何をしなければならないのか。
5年間やり続けてきた事を掘り下げるのか再構築せざるを得ないのか。
25日は初の平日ナイター。
28日・29日はアルペンスタジアムでヤングドライプレゼンツ。
頑張ります。

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