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2勝8敗1分の中身

4月17日に開幕し、雨天中止もありましたが11試合(石川は12試合)を終え、ご存知の通り2勝8敗1分の北陸地区最下位に沈んでおります。
原因を分析してみよう。
まずは投手及び守備面
福井ME(11試合) 失点56 自責点53 失策6 与四死球60 防御率4.97
石川MS(12試合) 失点60 自責点45 失策19 与四死球53 防御率3.98
富山TB(11試合) 失点54 自責点41 失策14 与四死球55 防御率5.14
石川MSが防御率で1点近く少なく、福井MEに失策が少ないが、3球団共に失点・自責点は殆ど同じ。
投手力については11〜12試合では、石川が一歩抜け出すも福井とは殆ど差の無い戦いをしている。

それでは問題の攻撃面
福井ME(11試合) 得点55 打点49 安打数100 四死球39 打率282 残塁76 安打+四死球139 三振63
石川MS(12試合) 得点44 打点41 安打数100 四死球49 打率265 残塁97 安打+四死球149 三振61
富山TB(11試合) 得点37 打点34 安打数84 四死球56 打率241 残塁96 安打+四死球140 三振85
注目していただきたいのは、安打+四死球の数。
石川MSが1試合多く消化しているので、単純に1試合平均の安打+四死球は
福井:12.6 石川:12.4 富山12.7である。
安打数、打率は低いながらも、四球を選び、死球も貰っており、僅差で北陸3チームトップの成績である。
塁には多く出るが残塁が多い。即ち得点だけできていないのが現状である。
そこで注目の数字は三振数。
福井:63 石川:61 富山:85のダントツの数字。

思い出してみれば、得点圏にランナーを置いての三振で何度溜息をついたか。
恐らく、この数字に敗戦の鍵が隠されているのだろう。
無死1・3塁、Wプレー体制を敷いている相手に対し(内野ゴロで1点を覚悟している守備体制)、最悪の三振を喫してしまうシーンを何度も目にしている。
結果として勝っていないチームの雰囲気が、チャンスになると力みを生む悪循環に陥っているのではないだろうか。
その結果が、福井:55得点(平均5.5得点) 石川:44得点(平均3.7得点) 富山:37得点(平均3.4得点)に表れているのだろう。

最後に3球団の平均得点から平均失点の数字を検証してみましょう。
福井:5.5得点−5.1失点=0.4得点
石川:3.7得点−5.0失点=−1.3得点
富山:3.4得点−4.9失点=−1.5得点
当たり前の数字が出ましたね。

しかしながら、−1.5得点の内容を紐解いてみれば、
安打も四死球も多く出塁するが、
チームの現状は深刻な”タイムリー欠乏症”であることは明白。
”タイムリー欠乏症”が完治すれば勝利数も自然と増えていくのでしょう。

この病を治すために、チームは全力でもがいています。
この病を克服出来た時、歓喜の勝利がやってきます。。

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