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大陽の成長

今日の数字
56−17 0.304
47−21 0.447
103-38 0.369

シーズンが終了し、気付けば2週間も経ってしまいました。
今シーズンを振り返ると、防御率は6球団で2位でした。
この投手陣の頑張りがあればこそ、際どい戦いをすることが出来たのだと思います。
結果としては、際どく敗戦をしてはいるのですが・・・。
日名田が、ある試合のヒーローインタビューで言ってましたが
「大陽が刺してくれるので、あんまりランナーを気にせず投げられました。僕がここに居ますが、大陽あってこぞだと思ってます」
この言葉に集約されている大陽の成長について、盗塁阻止率で検証してみたい。

大陽と言えば、昨シーズンの七尾での石川戦
7盗塁を許し、声をかけられない程落ち込んでいたことが思い出されます。
それが今シーズンの急成長
とんでもない盗塁阻止率を記録しました。

前期:盗塁機会56 阻止17 盗塁阻止率0.304

前期は、まだまだ昨シーズンのイメージがあったのか、
”この選手が走ってくるのか”即ち”なめられてる”状態であった。
各チームと対戦が一巡すると
”今年の大陽はちょっと違うぞ”となり、
5月中旬以降は、BCLを代表する快速ランナー以外が盗塁を仕掛けることがなくなっていく。
偶然かもしれないが、5月13日は盗塁機会が”0”以降の試合でも1か2である。
走ってくるのは、福井の西川選手や、群馬内山選手、新井選手等、快速組ばかりである。
昨シーズン驚異的な盗塁数を記録した、石川MS戸田選手ですら、仕掛けてこなくなった。
これは投手陣は楽である。1塁ランナーをさほど気にせず、打者に集中できる環境ができ、それが投手陣の防御率向上に繋がったことは疑うまでもない。

更に後期の盗塁阻止率が素晴らしい。

47−21 阻止率0.447

この阻止率は、純粋に走れる選手だけを相手にしての数字であるから、
前期のような”この選手が?”の刺殺はほぼ皆無である。
しかも、決してクイックが上手とは言えないカンポス投手が入団した後の成績である。
(後期は盗塁機会4以上の試合が4試合あるが、4試合ともカンポスが登板している)
警戒されて、クイックが上手ではない投手がいても、数字を1割以上も向上させている。
素晴らしい成長である。

シーズン防御率がBCL2位であったことは素晴らしい。
もちろん、投手陣の頑張りがあってこそではあるが、大陽の成長があってこその数字であることも明白である。

シーズン終了後に全選手と面談をしているが、ほぼ全ての投手が大陽に対する信頼を示していた。
捕手は、守備練習、打撃練習、投球練習、とにかく練習量が多い。
これにプラスして、配球や5球団の打者の傾向や癖の研究。
とにかく連取時間が長いのが捕手である。
投手陣曰く、今シーズンの大陽は、今まで以上に”練習も配球の勉強も一生懸命”だったそうである。

昨年と同じく多数の選手が退団してしまうが、
今年はセンターラインの選手が残っていることが心強い。
特に、扇の要として、投手陣の絶大な信頼を勝ち得ている大陽の残留は心強い。
大陽、来年も頼むぞ!

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