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2007年10月16日掲載

16日にも初代王者決定 M1石川対2位富山

初代王者は石川か、富山か―。プロ野球独立リーグ・北信越BCの初代王者が、16日にも決まる。首位の石川ミリオンスターズと2位・富山サンダーバーズの最後の直接対決は午後6時半、石川県立野球場でプレーボール。石川が勝つか引き分けると優勝が決まる大一番。逆転Vには勝つしかない富山は15日、魚津市内で約3時間の最終調整。リラックスムードで、決戦に備えた。

〈富山残り2試合「あきらめない」〉 
勝利以外の結果の場合、すべてが終わる16日の首位決戦。追いつめられた形の富山だが、選手たちの表情は驚くほど明るい。時折、笑顔も見せながら、フリー打撃など軽めの調整。鈴木康友監督(48)も選手の輪に入り、冗談を言ってはナインの笑いを誘う。「自力優勝の可能性はないが、練習を見ていると雰囲気もいい。残り2試合、勝ってくれると信じてます」と言い切った。

優勝するには、16日の直接対決での勝利が絶対条件。さらに17日に富山が信濃に勝利。石川が新潟に負けないと、勝率で上回ることができない。「過去にも目の前で(相手の)胴上げを経験したが、何としても、それは阻止したい」と指揮官。14日の信濃戦で3ラン。不調の長いトンネルから抜けた井野口祐介(22)も「明日で決めさせるつもりはないです」と言葉に力を込めた。
 
17日の最終戦で使用する魚津桃山野球場で15日の練習を行うなど、チームは最後まで優勝をあきらめていない。「優勝確率は10%、20%かもしれない。ただ、決まったわけではないから」と鈴木監督。ネバーギブアップの精神で、奇跡の逆転優勝を狙う。

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とやま・いしかわ報知
「スポーツ報知」にて富山、石川に密着したスポーツ記事を掲載中。

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