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2008年11月15日掲載

鈴木 康友〜北陸地区前後期V手腕に高評価「来季は日本一」BC富山鈴木監督続投

BCリーグの富山サンダーバーズ・鈴木康友監督(49)が来季も指揮を執ることが14日、決定した。球団側は北陸地区で前後期完全制覇し、リーグ優勝した指導力を高く評価。12日の2度目の交渉を経て、続投が決まった。横田久則コーチ(41)、小牧雄一コーチ(41)の残留も明らかになった。

〈球団知名度も向上〉
淡々と話す言葉の中に、充実感があふれ出た。来季続投が正式に決まった鈴木監督。「BCリーグチャンピオンになれたし、野原(祐也)をNPBに送り出すこともできた。しかし、これからが正念場。来季は日本一を目指していく」09年への強い決意が、言葉となって表れた。

宮地克彦プレーイングコーチ、井野口祐介外野手の主力コンビが退団した今季。チームは“つなぎ野球”への転換を追られたが、北陸地区を完全優勝。BCリーグを初制覇した。その指導力に加え、永森茂球団社長は「球場内外で球団の知名度を広げるために尽力してくれた」と高評価。4日に続く12日の交渉で、続投が正式に決まった。

来季はリーグ連覇、日本一奪取が目標となるが、課題は多い。育成ドラフトで阪神に指名を受けた主砲・野原外野手、小園司投手、草島諭外野手ら、主力が次々と退団した。指揮官は「NPBで、これだけ選手が入れ替わることがないので、難しい」と話したが、続けて「新戦力はもちろん、コンバートも考えないといけない。これからじっくり考える」。08年を制した経験と、その手腕で、栄冠をつかむつもりだ。

〈最高のメンバー〉
指揮官の続投決定で「康友さんが続投するなら、チームに残りたい」と話していた横田コーチ、小牧コーチの残留も濃厚となった。指揮官が「小牧は打撃投手など練習に熱心だし、横田も投手陣をうまくまとめてくれる。最高のメンバー」と評する首脳陣で、雷鳥軍団が黄金時代を作り上げる。

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とやま・いしかわ報知
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