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2008年08月31日掲載

富山1日で再奪取!!

富山サンダーバーズは初回2死二、三塁から町田一也(22)が先制2点右前打を放つなど2安打3打点。その後も着実に加点し、投げても188賊ο咫μ效智朗(26)ら4投手の継投で信濃グランセローズに5−2で快勝した。石川ミリオンスターズが新潟アルビレックスBCに3−5で敗れたため、富山が1日で首位に返り咲いた。

〈町田昇格ズバリ2安打3打点!!〉
白球が一筋の線となった。3回1死二塁。断続的に降り続く雨を、富山・町田の放ったライナーが切り裂いた。リードを3点に広げる左中間への適時三塁打。三塁コーチスボックスの鈴木康友監督(49)と目が合い、笑みがこぼれた。

1人で試合の流れを作った。初回2死二、三塁には、詰まりながらも5試合連続安打となる先制の2点右前打。2安打3打点の活躍に「ホントはもっと点が欲しかったけど・・・。でも、先制点が取れて良かった」両軍合わせて30残塁。3時間37分の長い試合となったが、勝敗を決めたのは、富山の背番号51だった。

「おかわり(4番・野原)の後にはチャンスが来る。走者を置いた場面で町田を立たせたかった」鈴木監督はチームを2位の27打点を挙げている男を、今季初めて5番に起用。「どこでもいい。チャンスで打ちたかった」と町田。指揮官のさい配に応える仕事ぶりで首位へと導いた。

一時、下降線が続いた打率も、気付けば3割目前の2割9分7厘。「欲を出したら、ダメになる。明日ですね」雷鳥軍団の“頼れる男”は、まずはしっかりと足場を固める。

2008年08月30日掲載

串田 裕紀〜新人串田3失点

4分けを挟んで、連勝は4でストップ。27日に首位に立ったが、わずか2日で陥落した。地元期待の高卒ルーキー、串田裕紀(19)が今季2度目の先発をしたが、5回まで7安打3失点。打線の援護もなくリーグ初黒星。「ボールが先行し、走者を出してから粘れなかった」と串田は肩を落とした。

2008年08月25日掲載

富山サンダーバーズ〜3戦連続ドロー

北陸地区2位の石川ミリオンスターズと、富山サンダーバーズのライバル対決は、2−2で3試合連続のドローに終わった。富山はエースの小山内大和(26)が4回表に3連打で2点を失い、打線も8安打で2点止まり。何度も勝ち越しのチャンスを迎えたが、あと1本が出なかった。今季初のホーム球場で戦った富山は地元で2位浮上を果たせなかった。

〈富山野原6号も〉
どんよりと曇った空のように、富山ナインの表情はさえなかった。毎回のように得点圏に走者を送ったが、凡打の連続。鈴木康友監督(49)は「地元で勝ちゲームと思っていたが…。みんな、ヒーローになりたくないのかねえ。でも、負けなくて良かった」と、歯切れ悪く振り返った。

今年から地元の好意で、練習場を立山球場に決定。球場確保に悩まされることもなくなり、野球に打ち込む環境が整った。練習中には、地元住民からおにぎりやドーナッツ、スポーツ飲料の差し入れをもらうこともしばしば。「地元で恩返しをしたかった。感謝の気持ちがあるし、いいプレーを見せたかった」と野原祐也(23)。4回無死では今季6号となる、右中間へ豪快なソロ本塁打。大勢の観客が詰めかけたスタンドを盛り上げた。

しかし、後が続かなかった。9回1死一、二塁の好機も後続が凡退。「普通ならサヨナラになるんだけどね。まあ、打線の奮起でしょう。勝率も5割で、ここからがスタート」と、鈴木監督は気持ちを切り替えた。

2008年08月24日掲載

田中 孝次〜直球さえた!!田中これで15インニング無失点

北陸地区2位の石川ミリオンスターズは、0−0で富山サンダーバーズと引き分け、2位を守った。石川の先発左腕、山下英(23)が緩急をつけてコーナーを突き、8回を4安打無失点。打線はわずか5安打に終わったが、9回にはリリーフの蛇澤敦(28)が3者凡退に仕留めて0封リレー。富山の田中孝次(24)は気迫の投球で、“完封”し、8月12日の群馬戦以来、15イニング連続無失点をマークした。

〈8K126球力投〉
富山・田中は最後の1球に力を込めた。9回2死三塁、カウント2−1。外角のスライダーに相手打者のバットは空を切った。「気持ちで抑えるしかなかった」126球の熱投は報われなかったが、マウンド上で安どの表情を浮かべた。

勝てば、後期開幕以来の2位に浮上、初の貯金生活となる大事な一戦。17日の石川戦で5回1/3を無失点に封じた背番号21が、またも躍動した。チェンジアップなど多彩な変化球で相手の目線をぶれさせると、勝負球は切れのある直球。9回5安打、8奪三振のゼロ封だ。これで、8月12日の群馬戦以来、15回連続無失点。「これまで悪い印象があったけど、今日で吹っ切れた」前期2度のサヨナラ負けを喫した苦手の石川だっただけに、大きな自信をつかんだ。

昨年は守護神として6セーブ。右腕・小園司ら救援陣の駒がそろい、後期から先発を任されたが、不安はない。練習ではエース小山内大和、木谷智朗の2枚看板から調整法を盗み、即実行。「先発に回ってから、生き生きしている」鈴木康友監督(49)が目を丸くする万能ぶりだ。

24日は今季最初で最後となる立山球場での石川戦。4月下旬から公式練習場として使用しているホーム球場だ。「明日にいい形でつなげてよかった」雷鳥軍団の元・守護神の言葉に充実感がにじみ出た。

2008年08月23日掲載

野原 祐也〜野原5号で富山5割復帰

富山サンダーバーズは福井に3−1で快勝した。4番の野原祐也(23)が4回にソロアーチを放つと、投げても先発の木谷智朗(26)が7回1失点と好投し、8勝目。勝率5割に戻した。

快音を残した打球は、長い滞空時間を経てライトスタンドに飛び込んだ。4回無死。先頭打者として迎えた野原は低めの直球を振り抜き、7月30日以来の5号ソロ。リードを2点に広がる貴重な一発に「うれしいです。もっと数を打ちたいんですけどね」と白い歯をのぞかせた。

7月は打率4割1分5厘と打ちまくり、月間MVPを獲得。8月も3割8分5厘と好調を維持している。今季の打率も3割4分8厘まで上昇し、本塁打(5)、打点(33)と合わせ、打撃3部門はすべてリーグ4位以内。また、盗塁も12で3位につけている。「タイトルは意識しません。一戦一戦の積み重ねですから」と話すが、前人未到の4冠も視界に入っている。

チームも後期初めて勝率5割復帰。「後期も優勝したい」とリーグ最強のバットマンは完全Vを誓う。首位・福井との差も0.5ゲームに詰め、前期の王者が追撃態勢を整えた。

2008年08月18日掲載

田中 孝次〜富山の新方程式だ 守護神田中5回1/3 0封

〈石川と引き分け〉
北陸地区最下位の富山サンダーバーズは、4回1死満塁のピンチから登板した139善ο咫ε鎮羚Ъ(24)が5回1/3を被安打1の無失点。石川ミリオンスターズと4−4で引き分けに終わったが、巻き返しへ大きな手応えをつかんだ。石川は4回に平泉悠(23)の3号ソロなど4安打で4点を奪ったが、5回以降はわずか1安打に終わった。

〈4回1死満塁2Kピシャリ〉
逆転を許し、なおも続く4回1死満塁のピンチ。1点も許せないマウンドで、富山・田中が躍動した。松岡、平泉のクリーンアップを2者連続の空振り三振に切り捨てる。「三振を取る投手じゃないんですけど・・・。コーナーを突いていこうとした結果」予想外の結果に、ガッツポーズが飛び出した。

〈苦手な敵抑え「今年一番」〉
これで乗った。直球の最速は134舛世辰燭、スライダー、チェンジアップと多彩な変化が内外角に決まる。5回からの4イニングはすべて3人斬り。5回1/3を被安打1、無失点の好救援だ。引き分けに終わったが、「今年一番の投球ができた」と声が弾んだ。
今季の4敗中3敗は、石川戦。昨季、守護神として活躍した男に、力が入らないわけがなかった。打たれた試合は、帰りのバスの中で、ビデオチェック。「かわす投球だった。内角を使うようにした」自身の投球と向き合い、好結果につながった。
この日の試合後、新潟トレードで移籍する五艘祐一投手のセレモニーが行われた。五艘と田中は今オフ、同じアルバイト先で汗を流した仲だった。
「リーグ優勝決定戦で投げ合いたい」まずは後期Vを目指し、富山の背番号21が奮闘する。

2008年08月16日掲載

大士〜富山・大士 弟に優勝見せる

〈福井戦雷雨中止〉
富山サンダーバーズは首位・福井戦が雷雨のため、中止。大士外野手(23)が中止決定後、外野フェンス沿いを走りこみ、レギュラー奪取をアピール。今夏、新湊高の主将として富山県大会決勝に進出しながらも甲子園出場を逃した弟・久士のために、後期優勝することを誓った。「勝ち負けはしょうがないけど、(久士に)甲子園に行ってほしかった」とポツリ。高校野球期間中は準々決勝、準決勝と弟の試合を観戦。ひたむきなプレーを肌で感じ取った。「送りバントにも気持ちが入ってた。まずは後期も優勝して、『どうだ、弟よ』って言いたい」永森家のアニキが弟の無念を力に変える。


〈移籍〉
富山サンダーバーズは15日、新潟アルビレックスBCと交換トレードを行い、五艘祐一投手が移籍、吉岡哲平内野手を獲得したことを発表した。吉岡は桐光学園高から日本ベースボールセキュリティー専門学校を経て富山に入団。07年、新潟に移籍していた。

2008年08月13日掲載

6点差大勝

1点を追う6回に失策で同点に追いつくと、続く好機に廣田嘉明(26)が逆転の適時打。
8回には2失策に3四球を絡め、一挙5得点を奪って、大勝した。それでも、先発の田中孝次(24)が6回で8安打3四球と苦しい投球が続き、本来の投球とは言い難かった。
鈴木康友監督(49)は「あの投球では守りから攻撃へのリズムが生まれない」と、苦言を呈していた。

2008年08月10日掲載

小山内 大和〜富山小山内12勝 ハーラートップ8回1失点

富山サンダーバーズが2−1で新潟を下し、8日ぶりの白星を挙げた。プロ注目の催促144善ο咫⊂山内大和(26)が、力強い速球と切れのある変化球で、8回まで被安打7、1失点と好投。ハーラートップとなる今季12勝目を挙げた。

〈打たせて取る〉
富山の大黒柱、小山内がこん身の投球を見せた。最速は140岨澆泙蠅世辰燭、気迫の投球で乗り切った。「真っすぐが走らず、制球も悪かった。野手のプレーに助けられた」と小山内。調子は悪いながらも、切れのあるスライダー、カーブで打たせて取った。

ここまで11勝2敗で、勝利数と奪三振数で現在は2冠王。しかし、目指すものはさらに上のレベルだ。前期の投手部門MVPに輝き、「やってきたことは間違っていなかった。けど、球速も上げて、変化球の切れも良くしないと」。この日は、後期に投げ始めたフォークを多投し、大きな手応えをつかんだ。
ネット裏で見ていたオリックス編成部の山本栄二氏は、「ストライクは取れるし、四球で崩れることがない。常時、140前幣紊出れば」と期待を込めると、「視察に来ているのは知っていた。プロの目にとまるピッチングをしたい」と小山内。目標のNPB入りに向け、富山のエースはさらなる成長を目指す。

2008年08月09日掲載

後期初のドロー

生出和也(24)、萩原淳由(22)両右腕のリレーで無失点に封じたが、打線は相手のエース柳川に抑え込まれ、わずか3安打で無得点。後期初の引き分けに終わった。
鈴木康友監督(49)は「生出、萩原がよく頑張った。柳川につけいるスキはなかったし、敵地で0−0はいい方ではないか」と話していた。

2008年08月03日掲載

生出 和也〜生出ダラダラ2暴投2失点

好投を続けていた先発・生出和也(24)が4回1死二塁から2暴投。
先制されると、その後も3連打を浴び、2失点。最下位脱出は果たせなかった。「ボールが先行し、カウントを取る球が狙われた。考えすぎたので、次は大胆に挑みたい」と生出はポツリ。

2008年08月02日掲載

小山内 大和〜富山・小山内完封11勝

富山サンダーバーズのエース・小山内大和(26)が21日ぶりの完封勝ち。
ハーラートップの11勝目を挙げた。最速144舛猟承紊肇好薀ぅ澄爾鯢雋錣暴盤から気迫満点の投球を見せた小山内に対し、打線は貧打に苦しむも、3回2死三塁から2番・塚本雄一郎(23)がセーフティースクイズを決め、先制。そのまま新潟を1−0で下さい。

〈ハーラートップ〉
前期MVPに輝いた富山のエースが貫録の完封劇だ。力強いストレートをコースいっぱいに投げ込むと、切れ味鋭いフォークで次々に三振を奪った。「夏の疲れ?全然大丈夫。(前所属の)四国(リーグ)では3年間、夏に成績を残しているので」と小山内。序盤は135舛匹泙蠅梁球は徐々にアップ。8回には144舛鬟沺璽。終盤になるほど調子を上げていく。
ピンチも度胸満点の投球で切り抜けた。7回には2四死球で、1死満塁。だが「自分が招いたピンチは抑えないと」と、こん身の速球で1死を奪うと、最後は108舛離ーブで打たせて取り、勝利を引き寄せた。

上信越地区の前期王者、新潟相手に、これで3試合連続の完封勝利。大エースの目標はリーグ初の20勝。さらに球速を145舛望紊欧討NPB入りだ。「制球力や投球術ならNPB入りのチャンスはある」と鈴木康友監督(49)。「もっとスピードを出さないと、上は目指せない。次は序盤から飛ばしていきたい」と言い切った小山内が後期優勝と、さらなる大舞台に向け、熱投を続ける。

プロフィール

とやま・いしかわ報知
「スポーツ報知」にて富山、石川に密着したスポーツ記事を掲載中。

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