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2008年10月27日掲載

田中 孝次〜四国・九州IL王者香川に4−0快勝 田中無四球完封 富山逆王手

富山サンダーバーズが香川オリーブガイナーズに2連勝。独立リーグ日本一へ逆王手をかけた。0−0で迎えた8回に伊東大輔(23)の左中間2点二塁打などで一挙に4点を奪うと、投げても、リーグ戦後期から先発に回った139善ο咫ε鎮羚Ъ 24)が無四球で初の完封勝利を飾った。4−0で完勝し、対戦成績を2勝2敗のタイとした。27日の第5戦は黒部・宮野野球場で行われる。

〈わずか4安打〉
大きすぎる喜びが、逆にリアクションを小さくさせた。逆王手をかけた瞬間、仲間からのハイタッチに淡々と応える田中。入団2年目。絶対に負けられない一戦で飾った初の完封勝利。「こんなことが出来るとは思わなかった」ヒーローインタビューでは、さすがに声がうわずった。

140疎罎猟承紊呂覆ぁそれでも、背番号21は香川の強力打線の前に仁王立ちした。「130疎罎竜紊呂い蕕覆ぁ制球だけを意識した」と最速139舛離好肇譟璽箸脳”蕁“遅球”で強気の内角攻めを敢行。わずか4安打の無四球完封だ。「今日は田中に尽きる。こういう勝ち方しかないと思っていた。興奮しています」と鈴木康友監督(49)。指揮官も目を丸くする快投だった。

〈リベンジ達成〉
気持ちだけは切らさなかった。18日の第2戦では6回1/3を投げ、3失点。チームも2連敗。香川に王手をかけられ、174賊ο咾蓮⊆紺佞里匹鹹譴僕遒舛拭それでも、試合後のミーティングで「もう1回、田中に投げさせよう」と鈴木監督。その一言がうれしかった。

訪れるか分からない第4戦のマウンドだったが、富山に帰ってからも、リーグ戦中と変わらない調整を続けた。祈りが通じたこの試合は香川のエース塚本との投げ合い。それでも「踏ん張れば、打者が打ってくれると思っていた」おとなしい性格から、チーム内では“いじられキャラ”の男が、粘り強い性格で最高の答えを引き出した。

地元で2連勝。逆転日本一まで、あと1勝だ。「ここまで来たら、絶対優勝したい」と田中。上昇気流に乗った雷鳥軍団に怖いものはない。あとはVロードを突き進むだけだ。

〈伏兵軍団が大一番で大手柄!!藤岡だ大士だ伊東だ〉
富山の“伏兵軍団”が、試合を決めた。8回1死満塁。藤岡直也(21)が放った打球は一塁手正面へのゴロだったが、それをファンブルする間に気迫のヘッドスライディング(記録は一塁エラー)。背番号25が足で先制点を稼ぎ出すと、続く満塁の好機には、7回から途中出場の大士(23)が左前適時打。押せ押せムードの中、伊東のバットからは、ダメ押しの左中間2点二塁打が生まれた。

貴重な4点をたたき出した3人は、リーグ戦の出場60試合未満。規定打席に満たない選手たちだった。大士が「なんとかバットに当てようとした結果」とニンマリ笑えば、「いいところで回ってきた。直球がきたら、思い切り打とうと思っていた」と伊東。雷鳥軍団のレギュラーを狙う男たちの意地が、香川を沈めた。

プロフィール

とやま・いしかわ報知
「スポーツ報知」にて富山、石川に密着したスポーツ記事を掲載中。

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