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2007年07月06日掲載

優士〜7番優士 大当たり3打点

〈首位攻防第3R〉
腕をきれいにたたむと、バットを鋭く振り切った。ボールはセカンドの頭の上を越し、右前にポトリ。
1−0の1回2死満塁からの富山・優士の2点適時打が流れを引き込んだ。
続く2人にも適時打が生まれ初回に5点。「内に入ってくるスライダー。うまく打てました」と自画自賛。4回にも中犠飛で決定的な7点目をたたき出したいぶし銀の遊撃手が3打点の活躍を見せた。

2位・石川との直接対決。富山は7番ながらポイントゲッターの町田一也(21)を起用。だが「うちは6、7番にチャンスが回ってくる」と鈴木康友監督(47)は打順を変更。茨城ゴールデンゴールズでも指導していた優士を、いつもの2番でなく7番で起用。教え子は期待に応えた。

先月30日、1日から続いている石川戦は2勝1分け。6日にも4連戦目となる首位攻防戦が控えるが、負け越しはなくなった。「明日も負けられません」優士の言葉にも力がこもった。

2007年07月02日掲載

大瀧 紀彦〜富山 大瀧新球フォーク切れた

〈収穫あり〉
復活した大瀧がさらに進化した姿を見せた。右腕からの速球と鋭く曲がるカーブで追い込むと、スライダーと新球・フォークボールで石川打線を打ち取っていった。5回に1点を奪われたが2安打1失点と完ぺきな内容。「5回の交代は予定通り。練習してきた成果が出てうれしいです」と表情を崩した。

立ち上がりから課題だった変化球がさえた。いきなり先頭打者に四球を与えたが、後続を打ち取って勢いに乗った。多彩な球種で打者に的を絞らせず、4回までは無安打。

打線も1回、4番・野原祐也(22)が右前へ2点適時打を放つと、3回には5番・井野口祐介(22)の中犠飛で3点目。打線も背番号18を援護した。
異変が起こったのは6月21日。左太もも裏が肉離れ寸前になり、予定されていた先発を1回、回避した。開幕から無傷の4連勝も最近2試合は負け続き。だが、焦らず治療に専念。そして27日から練習を再開した。
力が抜けて丁寧に投げるようになると、変化球の制球がよくなった。

また、横田久則コーチ(37)から教わったボールを抜くタイミングを遅くしたカーブと、2週間前から練習し始めたフォークも威力を発揮。後続が打たれて勝ち星こそ逃したが「緩急をつけられるようになった。収穫ありです」と表情は明るい。
5日からは石川との2連戦が待っている。「これからどんどんいきます」言葉にも力強さが戻ってきた。

2007年07月01日掲載

小園 司〜小園 完投5勝

富山の先発の小園が低めにボールを集めて石川打線を寄せ付けず、7安打2失点の完投勝ち。
チームトップの5勝目を挙げた。一時期の不調も脱し、これで3連勝の右腕は「きょうはブルペンでは最悪。だから逆に丁寧にいったのがよかった。富山に来て一番の出来じゃないですか」と自画自賛。

普段は厳しい横田久則投手コーチ(38)も「きょうはよかった」と合格点を与えていた。

プロフィール

とやま・いしかわ報知
「スポーツ報知」にて富山、石川に密着したスポーツ記事を掲載中。

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