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2008年09月10日掲載

富山首位福井と引き分け

〈9回に追いつく〉
富山サンダーバーズが、粘りの野球で8−8、福井との首位攻防戦を引き分けた。先発したルーキー右腕・串田裕紀(19)が5回に7安打2四球でまさかの7失点。それでも、6回に3安打で3点取ると、9回、2安打で追いつき、ドローに持ち込んだ。

〈串田7失点炎上首位奪取ならず〉
期待の高卒ルーキーが炎上した。5回だった。2死一、三塁から串田が連続四球を与えた後に、まさかの7安打を喫する。苦しい表情で天を見上げる串田。勝てば、首位浮上の大事な一戦も、この回で無念の降板となった。
切れのあるカーブ、スライダーで、4回まで福井打線を2安打に抑えた。ほぼ完ぺきな内容だったが、カーブを狙われ始める。ストライクゾーンから微妙に外れ続け、魔の5回には打たれまくった。

打線も6回に1死満塁のチャンスも、4番・野原祐也(23)がバットを折られ、左飛に終わる。続く5番・町田一也(22)も三振。8回2死二塁のチャンスも町田が凡退。それでも意地を見せたのは土壇場の9回。1死二、三塁から9番・伊東大輔(23)が左越えの2点適時二塁打。執念で引き分けに持ち込んだ。

〈0.5ゲーム差ばん回を誓う!!〉
首位浮上こそならなかったが、福井とのゲーム差は0.5。価値あるドローで大きな手応えをつかんだナインは後期正念場でのばん回を誓った。

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とやま・いしかわ報知
「スポーツ報知」にて富山、石川に密着したスポーツ記事を掲載中。

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