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2008年07月26日掲載

小山内 大和〜富山後期開幕飾れず

〈小山内4失点5回KO〉
後期リーグ戦が開幕し、北陸地区前期優勝の富山サンダーバーズは信濃と対戦。1点リードの2回に2失策が絡んで、同点に追いつかれると、先発・小山内大和(26)が3回に3連打を浴びるなど、被安打7の4失点で5回KO。打線もエースを援護できず、1−4で敗れた。

1−1で迎えた3回2死一、三塁。富山・小山内は懸命にクラブを伸ばしたが、届かない。中前適時打で逆転を許した。「自分の配球が悪かった」沸き上がる信濃応援席と対照的に、エースは首をかしげた。
らしくない投球で、開幕戦を落とした。2回無死一、三塁で草島諭(23)の右犠飛で先制したが、前期リーグMVP(投手部門)の小山内がまさかの大乱調。持ち味の制球力は鳴りを潜め、3回に3連打で2点目を許すと、5回1死一塁には死球で傷口を広げ、竜太郎に右中間2点三塁打。10勝を挙げ、前期Vの立役者となった背番号48が、5回4失点でKO。5月17日の信濃戦以来の2敗目を喫した。

鈴木康友監督(49)は「悪いなら悪いなりに踏ん張って欲しかった。竜太郎、渡辺と、前回負けたときと同じ相手に打たれてる。リードも考えないといけない」と唇をかんだ。

打線は3点を追う8回に無死満塁の好機を作ったが、あと1本が出ず。終わってみれば、3投手の継投リレーの前に6安打1得点だった。26日からは福井2連戦。指揮官は「前期優勝で安心してるわけではないんだけど。なんとかしないといけない」と気持ちを切り替えていた。

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とやま・いしかわ報知
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