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2008年05月18日掲載

富山球団ワーストタイ4連敗

〈小山内4失点〉
痛いほどの大歓声が耳をつんざく。富山・小山内は、ぼう然と左翼方向を見つめた。真ん中に入ったカーブは風に乗って、芝生席に。1‐1の同点で迎えた5回2死二塁に、左越え2ランを被弾。「自身を持って投げた球。レフトフライだと思ったんですけど」エース右腕は声を絞り出すのがやっとだった。
 
取られてはいけないところで失点した。初回2死から3連打で先制点を献上すると、同点に追いついた直後の5回も、2死後に勝ち越し弾を浴びた。8回にはダメ押しとなる左前適時打を許し、被安打11の4失点で7回1/3KO。「2死から3失点。これじゃあ勝ち星はついてこないね」鈴木康友監督(48)は嘆いた。

打線は8回の攻撃前にベンチ前で円陣を組み、指揮官がゲキを飛ばしたが、5回の1点のみ。左腕高田に苦しみ、背番号48を6回以降、援護できなかった。球団ワーストタイの4連敗。鈴木監督は「明日は打線をいじります。しかし、うちは福井からしか勝ち星を挙げていない。情けないね」と最後まで表情は曇ったままだった。

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とやま・いしかわ報知
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