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2007年09月02日掲載

広田 嘉明〜富山広田弾で4連勝

〈4安打の大暴れ〉
完ぺきな当たりを広田はじっくり見守った。1点リードの6回無死。リーグ屈指の右腕・給前のボールを真芯でとれえると、白球は左翼手のはるか頭上を越え左翼芝生席最上段に突き刺さった。

「1回に野手のミスで失点した。それを取り返したかった」主将の責任感をぶつけた一発だった。
初回。バント処理のミスに失策、野選気味の適時内野安打などで先発・生出和也(23)が3点を失う。沈みかかったチームを広田主将が支えた。粘り強い配球で2回以降は3投手を巧みにリードし無失点。

打っても2回の中前安打を手始めに4安打で、しかも4度の出塁すべてで本塁にかえり4得点を挙げた。「打席で何も考えていないのが結果につながっている」と広田。夏場を迎え疲れ気味の投手陣のリードに神経をすり減らし、バットまで気を回すのが難しい状況だ。「今は守備が8割」というが、無心の打撃で最近2試合は8打数7安打と大当たりだ。下半身を沈めてバットを叩きつける新フォームもものにしている。

石川とのマッチレースは続く。「1球1球魂込めて、残り全勝するつもりでいきます」と言い切った。

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とやま・いしかわ報知
「スポーツ報知」にて富山、石川に密着したスポーツ記事を掲載中。

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