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2008年07月05日掲載

首位富山無念のサヨナラ負け

北陸地区首位の富山サンダーバーズが信濃グランセローズに5−6のサヨナラ負けを喫した。1点を追う8回、相手のミスにつけこみ、逆転に成功も、その裏、信濃に再び追いつかれる苦しい展開。9回裏に3番手の田中が1死二塁から適時打を浴び、無念のサヨナラ負けとなった。

〈優勝への重圧〉
これが優勝への重圧なのか。5−5で迎えた9回裏、1死二塁。富山・田中が投じた甘い直球が右中間に運ばれる。痛恨のサヨナラ負け。二転三転したシーソーゲームを落とし、鈴木康友監督(48)は「簡単に相手に点を与えすぎ。最後も簡単にストライクを取りに行ったから」と怒り心頭。
「優勝へのプレッシャー?それもあるでしょうが、これが実力なんでしょう」と振り返るのが精いっぱいだった。
勝てたゲームだった。3失策に7四死球と乱れた信濃。チャンスは毎回のようにあった。しかし、14残塁の拙攻。中継ぎ陣も踏ん張りきれなかった。マスクをかぶった広田主将は「相手があれだけミスしてくれて、それをものに出来ないというのはね。プレッシャーは乗り越えなきゃいけないもの。これじゃ優勝できない」と吐き捨てるように言った。
嫌なムードは引きずれない。5日の先発予定はハーラートップ8勝を挙げている小山内だ。「やってくるでしょう」と指揮官の期待も大。富山にとって、今こそ正念場だ。

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とやま・いしかわ報知
「スポーツ報知」にて富山、石川に密着したスポーツ記事を掲載中。

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